「横になると耳鳴りが大きくなる」60代女性のケース

●こんなお悩みがありました

60代の女性。数年前から「キーン」という耳鳴りがあり、最近とくに横になると音が大きく感じるようになってきたとのこと。

日中はそれほど気にならないこともあるのですが、夜、布団に入ったとたんに耳鳴りが気になり、眠りにくくなるそうです。

また、不思議なことにたまに耳鳴りがまったく聞こえない日もあるとのことでした。

●病院の検査では…

耳鼻科と脳外科で検査を受けましたが、耳や脳には特に異常は見つかりませんでした。原因がわからず、不安な日々を過ごされていました。

●体の状態をチェックしてみると…

姿勢を見てみると、**猫背ぎみで首が前に出ている「ストレートネック」**と呼ばれる状態がありました。
また、首や肩まわりの筋肉がとても硬くなっており、血流が悪くなっている可能性も考えられました。

●考えられる原因

病院で異常がない場合、こうした耳鳴りには首や肩のこり、姿勢の乱れが関係していることがあります

特に、横になることで頭や首の位置が変わり、筋肉の圧迫や血流の変化が起こることで、耳鳴りが強くなることがあるのです。

また、「たまに聞こえない日がある」ということは、完全に固定された病気ではなく

体の状態や姿勢によって変化する耳鳴りである可能性もあります。

●実際に行った対策

首や肩の筋肉をゆるめる施術姿勢を整えるための簡単な体操の指導

日常生活での枕の高さやスマホの使い方もアドバイス

その結果、少しずつ「横になったときの耳鳴りが和らいだ」と実感されるようになりました。

●まとめ

耳鳴りと聞くと、「耳の病気かな?」「脳に異常があるのでは…」と不安になる方も多いと思います。でも、筋肉や姿勢が関係しているケースもあるのです。

もし病院で異常がなく、でも症状がつらいという場合は、一度姿勢や体のこりを見直してみるのもよいかもしれません。

おくさわ整骨院